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2005年01月23日

両毛線115周年


昨年の12月26日に実家のある高崎に帰った。
朝早く(9時前だったかな)高崎駅に着くと、カメラを持った人たちが反対ホームにとまっている電車をパシャパシャ撮っている。
何のことかわからず、私も激写。
よく見ると、両毛線115周年と書いてある。
そうだったのか。
密かに115年も経っていたのかぁ、と感心。

ちなみに、両毛線は、上野(こうづけ)と下野(しもつけ)を結ぶので、両毛線と言います。
上野は群馬のことで、下野は栃木のことです。
その昔、北関東のあたりは、毛の国と言われていたらしいです。
京都に近い、群馬のあたりは、上毛野国(かみつけのくに)、群馬と比べると京都から遠い栃木のあたりは、下毛野国(しもつけのくに)と呼んだそうです。
何かの時に、国の名前を二文字にするということがあって、上野、下野になったそうです。
「上野」と書いて「こうづけ」と読む、「下野」と書いて「しもつけ」と読むのも納得できます。
現在、群馬のことを「上毛(じょうもう)」と呼ぶのは、「上毛野国」からきているわけですね。

高校の国語の授業の時、先生が、このあたりの歴史的な話をした際、「毛の国を結ぶ電車があるんだけど、知ってるか?」という問いに対し、まっさきに「両毛線!」と答えたことを思い出しました。
埼玉県志木市にある、その高校に群馬から通っているのは、クラスに私だけだったので、両毛線の存在を知っていたのも私だけでした。

Posted by M.KOSHIBA at 2005年01月23日 01:04
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